来たる京都市長選(投票日 2月2日)において、京都頸髄損傷者連絡会では立候補者3名に対し福祉施策に関する質問状を提出いたしました。

結果、福山和人氏1名よりご回答をいただきましたのでここに公開いたします。

質問内容は以下の通り

  1. 災害時の障害当事者は福祉避難所への避難が必要と考えますが、京都市には公設の福祉避難所がありません。また地域での避難訓練は障害当事者が参加することが想定されていません。
    災害弱者となる障害当事者への災害時の具体的な対策についてお聞かせください。(女性障害当事者に対する配慮を含みます)
    障害者・高齢者受け入れのための福祉避難所が災害発生初日から開設(現行は3日目以降)されるよう検討できますか。

  2. 現在65歳を迎える障害当事者は、京都市より介護保険優先として障害者制度による支援の前に介護保険制度を利用した支援を利用するように勧められます。また低所得者等には費用負担がないものが、介護保険を利用することにより費用負担が発生します。
    京都市としての減免を提唱されていますが、実現に向けた財源の根拠と具体的な対策をお聞かせください。

  3. 京都市には身体障害者のリハビリテーションを専門とする公設の病院がありません。 身体障害者リハビリテーション附属病院の復活を提唱されていますが、実現するための財源の根拠と具体的な対策をお聞かせください。

  4. 社会的にマイノリティの立場にある方々への不利益のない社会をつくるために、京都市として差別を解消する条例の策定が必要と考えます。策定に向けた取り組みをお聞かせください。

新年明けましておめでとうございます。
本年も、当会の活動にご理解いただき、ご指導賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
さて昨年は、障害をもつ私達の人権そのものが問われることが数多くありました。特に1月に宮城県仙台で起こされた強制不妊手術被害者国家賠償訴訟では被害者の「私の人生を返して欲しい」と訴えられ、障害をもつことで「命の尊厳」が蔑ろにされ「命の選択」を迫られた、障害者の人権回復を社会に問いかけることとなりました。裁判は北海道、東京、大阪、兵庫、熊本での提訴と広がり、議員立法による謝罪と補償が検討されています。また7月には大阪北部を中心とする地震がありました。阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本大地震と、地震が起こる度に災害弱者である私達の防災が叫ばれますが、基本的な施策の具体化が進んでおらず、失われなくてもよい命が失われていることに強い哀しみを持っています。8月には障害者雇用水増しの事実が報道され、障害者の社会参加が提唱される中で、これほど障害者を愚弄することはあり得ず、今後の雇用に対して採用試験や雇用形態への障害特性に合わせた配慮などに注視し、提言しなければなりません。
2014年に障害者権利条約に批准し、2015年には京都府に「京都府障害のある人もない人もともに安心して暮らしやすい社会づくり条例」が施行されました。
この条例の施行とともに、京都府各地で手話言語条例の制定も進んでいます。
しかしながら、このように条約や条例ができても、障害者を取り巻く社会は、まだまだ障害をもつことで起こる偏見や差別はあり、平等な社会というには発展途上です。
京都頸髄損傷者連絡会も会を設立してから37年を迎えました。
振り返りますれば、設立当初から「どんなに重度な障害があっても、一人ひとりが自ら選び決めた生き方ができる」ことを求めて活動してまいりましたが、めざす社会の実現にはまだまだ道半ばにあります。
これからも会員のみなさまとともに歩む京都頸髄損傷者連絡会でありたいと思います。
会員のみなさまにおかれましては叱咤激励をお願いいたします。

 

会員のみなさまにとって、実り多き一年でありますように!

 

京都頸髄損傷者連絡会
会長 村田惠子

2月中旬に本部から送付された「全国総会・大阪大会のご案内」に誤りがありました。

 

【誤】

振込先:郵便口座
00940-237089
口座振込名義 : 島本義信

 

【正】

振込先:郵便口座
00940-5-237089
口座振込名義 : 島本義信

 

訂正してお詫び申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。

 

会員のみなさまのご協力により、京都頸髄損傷者連絡会の運営と活動ができておりますことに感謝申しあげます。本年も当会の活動に、ご理解とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて現在、国において「第4次障害者基本計画」、京都府では「第5期京都府障害者福祉計画及び第1期障害児福祉計画」、京都市でも「次期京都市障害者施策推進計画および第5期京都市障害者福祉計画」と私達の生活に関わる施策の策定の審議が進められています。

 

京都頸髄損傷者連絡会としても、策定に関わる審議会および協議会に委員として出席し、「障害によって分け隔てられない、一人ひとりの人格が尊重され、互いに認め、支え合える社会の実現」に向けて、京都府と京都市に提言しているところです。

 

しかしながら社会の多様化とともに障害も多様化する現状に、 行政の施策が追いつかない状況は、みなさまもご周知のとおりです。

 

どんなに障害が重くても、一人ひとりが自ら選んだ生き方ができる社会でなければいけませんし、障害によって様々な困難があるならば、それは社会の責任として取り除かれなければなりません。

 

これからも会員のみなさまからのご意見、ご提案をいただきながら、私達の求める「誰も取り残さない社会」の実現に向けて邁進する所存です。

 

今後とも、叱咤激励、ご指導ご鞭撻くださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

京都頸髄損傷者連絡会
代表 村田惠子

伏見の酒蔵で昼食会

酒蔵の見学🍶 周辺散策

 

厳しかった残暑も遠ざかり、ようやく過ごしやすい秋が来ましたね。今年も京都大阪頸損連合同交流会を開催します。今年は京都での開催、観光で訪れる人が多い京都の中心から少し離れた魅力たっぷりな伏見界隈を散策しましょう。

 

かつて安土桃山時代には政治の中心となり、坂本龍馬ゆかりの地でもあるこの界隈には今も昔ながらの街並みが残されていて、絶対一見の価値有り!です。その伏見の酒蔵を中心に、いっしょに歴史に思いを馳せてみませんか。

それでは皆さん、美味しいお酒と地ビールが待ってますよ!!

 

【日時】

10月15日(日曜日) 12:00(集合)~17:30頃(解散)

※雨天時は昼食後の予定を変更して実施します。

 

【場所】

12:00 集合@京阪電鉄 伏見桃山駅
※駅北西の三井住友銀行と近畿労働金庫の近辺にお願いします。出店が出ていることがありますので、周辺の通行にはご注意ください。

 

13:00 昼食@キザクラカッパカントリー
※食事の予約必須でしたので、酒蔵弁当(税込1,620円;天ぷら盛り合せ・お作り2種盛り合せ・季節の野菜炊き合せ・酢の物・御飯・お吸物・甘味)を予約しています。
※介助者の方が食事はしない場合の席のみの予約は可能ですので、その場合は必ず参加申し込みの時にお伝えください。

 

14:30 周辺の街並みを散策

近くには会津藩駐屯地跡・白菊水(伏見七名水のひとつ)・神聖酒造と鳥せい本店・イエズス会伏見教会跡地などの史跡

 

15:15 月桂冠 大蔵記念館を見学

入館料;大人300円(障害者割引ありません) 試飲できます!

 

16:30 宇治川派流付近を散策

十石舟・長建寺や映画の撮影にもよく使われる街並み

 

17:00 寺田屋・龍馬商店街

あの坂本龍馬が襲撃された旅籠とその龍馬に因んだ商店街

 

17:30頃 解散 京阪中書島駅も近いです

 

18:00 二次会@『おばんざい・お酒処 こもり

※参加人数を当事者介助者合せて15人程度とさせていただきますので、参加希望者は申し込み時にお伝えください。会費は4,000円です。二次会のみの参加もOKです!

 

【参加費】

1,920円 昼食・月桂冠入館料 (二次会参加は別途4,000円)

 

【参加締め切り】

10月7日(土曜日) 二次会もこの日までにお願いします。

 

申し込みフォーム

※京都頸損連絡会の会員以外の方は、必ず備考欄に連絡先(電話番号、メールアドレス)をご記入ください。