会員活動

当会の会員が立ち上げた障害者のためのものづくり工房NPO法人ウェル・クラフト。そこで開発している車いす後付け電動化ユニットの試作品をご紹介します。

電動モーター付きのボード(電動化ユニット)を手動車いすの後方に設置し、そこに介助者が乗ってリモコンを操作しながら一緒に移動するものです。

急な坂道や長距離を移動するときなど介助者の負担を軽減できるよう開発されたもので、これによって、手動車いすの方でも介助者とともに色々なところへ気軽に出掛けられることを願ったそうです。

この電動化ユニットを使用した2人乗り電動車いすを公道で走行できるよう、京都市に対して特区の提案を予定しているとのことです。

また、同じく当会会員ユーチューバー Wheelchair User Yoshio チャンネルに試走行の動画がアップされましたのでご覧ください。

その他

来たる京都市長選(投票日 2月2日)において、京都頸髄損傷者連絡会では立候補者3名に対し福祉施策に関する質問状を提出いたしました。

結果、福山和人氏1名よりご回答をいただきましたのでここに公開いたします。

質問内容は以下の通り

  1. 災害時の障害当事者は福祉避難所への避難が必要と考えますが、京都市には公設の福祉避難所がありません。また地域での避難訓練は障害当事者が参加することが想定されていません。
    災害弱者となる障害当事者への災害時の具体的な対策についてお聞かせください。(女性障害当事者に対する配慮を含みます)
    障害者・高齢者受け入れのための福祉避難所が災害発生初日から開設(現行は3日目以降)されるよう検討できますか。

  2. 現在65歳を迎える障害当事者は、京都市より介護保険優先として障害者制度による支援の前に介護保険制度を利用した支援を利用するように勧められます。また低所得者等には費用負担がないものが、介護保険を利用することにより費用負担が発生します。
    京都市としての減免を提唱されていますが、実現に向けた財源の根拠と具体的な対策をお聞かせください。

  3. 京都市には身体障害者のリハビリテーションを専門とする公設の病院がありません。 身体障害者リハビリテーション附属病院の復活を提唱されていますが、実現するための財源の根拠と具体的な対策をお聞かせください。

  4. 社会的にマイノリティの立場にある方々への不利益のない社会をつくるために、京都市として差別を解消する条例の策定が必要と考えます。策定に向けた取り組みをお聞かせください。